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2026年度 募集要項

目的

当財団は、化学・物理学分野における日本の女性研究者の割合が他国に比べて低い現状を改善するため、女性研究者支援プログラムを実施いたします。将来日本の化学・物理学分野の研究および発展に貢献する可能性のある若い女性研究者への支援を行なうことで、日本の科学技術分野の発展向上に寄与することを目的としています。

概要

  1. 種類:一般公募制(給付型)
  2. 額面:40万円を3年間(最短終業年限) 計120万円/人
    (給付であり、返還を要しません。但し、途中退学の際は全額返金)
  3. 使途:学業・研究推進の為に必要な費用として活用してください
  4. 振込:3か月毎(4月・7月・10月・1月)、
    但し初年度は8月に遡り分含め、4~9月分を振込

募集人数

5名程度

申請資格

2026年4月現在、国内の国公私立の大学院(博士課程)1年次に在籍する「表面の科学」の<化学・物理学分野>(※)の研究を行っている日本国籍を有する優秀な女子大学院生(満30歳以下の正規学生)

※表面の科学とは下記のように広義に理解しています。
固体表面、固液界面、触媒、超微粒子、コロイド、分子集合体、ナノマテリアルなどにおける新規な作成法、計測法、新規物性発現、機能創出、デバイス展開など界面と表面の科学に関する研究。

  • 他の奨学金制度(日本学術振興会が行う研究者支援も含む)との併用可能
  • 経済的理由は一切問いません(所得制限無し)

申請と選考方法

申請書類をPDF化し、メールでお送りください。学生自ら応募可能です。

申請期限

2026年6月19日(金)16:00迄

提出先

公益財団法人 花王芸術・科学財団 Kao Crescent Scholarship担当宛

アドレス:zaidan.art@kao.com

メール件名:氏名_Kao Crescent Scholarship

  1. ※当財団からの『受付完了メール』を以って申請完了となります。なお、受付完了メールが3営業日を過ぎても届かない場合、お問い合せ先(MAIL:zaidan.art@kao.com または TEL:03-3660-7055)までご連絡ください。

申請書類

  1. (ア)願書<指定書式有>
    証明写真必須(6か月以内に撮影したもの)
  2. (イ)推薦書<指定書式有>
    指導教員の推薦が必要(※1)
  3. (ウ)在学証明書
    推薦書に正規に在学していることを証明する旨の記載がある場合は不要
  4. (エ)学業成績証明書
    直前の修了課程の成績証明書
  5. ※1 編入等により、博士課程での指導教員の推薦が難しい場合は、申請者について詳しい方であれば、修士課程での指導教員の推薦も可。

選考方法及び結果通知

第一次審査

書面審査

第二次審査

第一次審査通過者のみ対面にて面接 < 8月3日(月) 午後 >

  • 第一次審査の結果は7月末までに、申請者本人宛に通知します。通過者のみ、第二次審査として都内で面接を予定しており、実費相当の交通費を支給します。
  • 第二次審査の結果は選考委員の選考を経て、理事会にて最終決定し、8月下旬までに申請者本人宛に通知します。

奨学生の責務

  • 財団主催行事には、優先的に出席してください。現在、2026年秋と2027年初夏に行事を予定しています。奨学生になられた方には、別途ご案内いたします。
  • 毎学年度末に、指定された【年次報告書】を提出してください。
  • 本奨学金に採択された時点で当財団Webサイトに受賞者の紹介と願書および年次報告書の一部抜粋文を掲載することに同意したとみなします。
    別途ご紹介用の顔写真を頂くとともに、写真と併せて名前・所属・研究タイトル名等を当財団のWebサイトに掲載予定です。
  • 連絡先の変更、病気や事故による長期欠席、休学、留学、転科、留年など、学習や生活状況に重要な変化が生じた場合には、速やかに財団へ届け出てください。
  • 進路が内定または確定した場合は、就職先・進学先などを財団にお知らせください。
    但し、花王株式会社への入社やその他の付帯義務を負うものではありません。

Interview

採択者の声

奨学金の活用状況や
将来の目標について伺いました。

伊藤 夏海(いとう なつみ)

筑波大学大学院 理工情報生命学術院

当財団の奨学金(給付金)を
研究や
生活にどのように活用していますか?

実家を離れて車で通学しているため、食費や生活費に加えガソリン代がかかっていましたが、本奨学金は他の奨学金と併用可能で、使途の自由度も高いため、生活の安定に大きく寄与し、研究に専念できる環境づくりに非常に役立っています。来年度の留学に向けては、渡航費や現地での生活準備費としても有効に活用する予定です。

将来どのような
研究者をめざしていますか?

博士課程修了後は、アカデミアでバイオマテリアル分野を牽引する研究者として、新しい治療材料の開発をめざします。国内の主要な公的研究機関が実施する若手支援制度や海外ポスドクも視野に入れ、将来的には大学や国立研究機関に身を置きながら、自立した研究者として独自の研究テーマを打ち立て、継続的に新しい価値を生み出していきたいと考えています。

名和 史織(なわ しおり)

大阪大学大学院 工学研究科

当財団の奨学金(給付金)を
研究や
生活にどのように活用していますか?

奨学金は主に食費、学会参加費、交通費などに充てています。別の奨学金で最低限の生活は確保できていましたが、本奨学金のおかげで生活の質を保ち、研究に必要な体力やメンタルを維持できています。また、金銭面の不安が軽減されたことで、学会参加や他機関での分析といった重要な機会に積極的に臨めるようになり、より研究に専念できる環境となりました。こうした研究生活の基盤を学生のうちから築けたことは、卒業後を見据えた長期的な研究キャリアを考えるうえでも大きな助けになっています。

将来どのような
研究者をめざしていますか?

材料や材料開発プロセスの観点から、持続可能なプロセス技術とその応用を融合した研究で国際的な社会課題の解決に貢献したいと考えています。博士課程修了後は海外の先進的な研究機関での研究を希望しており、国際的かつ専門的な経験を積んだ上で、将来的には日本での研究活動に加えて、教育や人材育成にも貢献できるキャリアを築きたいです。

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