花王科学賞

令和5年度 花王科学賞 推薦要項

花王芸術・科学財団の事業

当財団は平成2年に花王(株)100周年を記念し、美術・音楽分野の芸術文化活動への支援を行う財団(花王芸術文化財団)として設立されました。平成9年には従来の芸術支援を発展的に継続しつつ、さらに広く科学技術分野の研究支援へも事業を拡大し、名称を「財団法人 花王芸術・科学財団」に変更しました。芸術文化、科学技術の枠組みにとらわれない幅広い事業を進めております。平成22年には公益法人制度改革により公益認定を受け、名称を「公益財団法人 花王芸術・科学財団」とし、現在に至っております。
平成28年度より、科学技術分野の研究に対する一層の発展・強化を目指し、助成事業は「花王科学奨励賞」とし、顕彰事業はこれまでの「花王研究奨励賞」から「花王科学賞」と改めました。いずれも、未来を担う研究者の支援を通じて、未来の可能性の芽を育み、日本発のイノベーションへ貢献することが当財団の使命と考えております。


花王科学賞の目的

我が国における「表面の科学」の〈化学・物理学分野〉と〈医学・生物学分野〉の基礎・基盤研究の振興と若い研究者の育成に貢献することを目的とします。


対象となる研究分野:表面の科学とは

「表面の科学」の〈化学・物理学分野〉と〈医学・生物学分野〉の両分野を対象に募集を行ないます。なお、両分野は次のように広義に捉え、自由度を持って解釈していただき、ユニークなサイエンスを求めています。

化学・物理学分野 固体表面、固液界面、触媒、超微粒子、コロイド、分子集合体、ナノマテリアルなどにおける新規な作成法、計測法、新規物性発現、機能創出、デバイス展開など界面と表面の科学に関する研究
医学・生物学分野 生物個体が外界や自らのもつ内腔(腸管、気管など)に接する部位や、脈管系(血管、リンパ管など)を形成する表皮、上皮、内皮の各細胞およびその付属器官や関連する生理機能を対象とする、個体、臓器、細胞または分子レベルの医学・生物学

応募資格

国内の国公私立の大学、または研究所等において本人の主体的な研究によって独自の成果を挙げた令和6年4月1日現在45歳以下の日本在住の研究者。(海外における研究成果を含めてもよい)女性研究者と外国籍研究者の応募を歓迎します。


花王科学賞の内容

令和5年度の花王科学賞は、各分野それぞれ1件とし、賞状と副賞300万円、記念品を贈呈します。

※ これまでの過去の受賞者はこちら


推薦方法

  1. 候補者が現在所属する機関の責任者(学部長、研究科長等)の推薦による。
  2. 当財団のWebサイトよりマイページを取得後、申込書および推薦書をダウンロードし書類を作成してください。
    申込書、推薦書、代表的論文3報をアップロードしweb申請してください。
    • 申請された個人情報については、花王芸術・科学財団に関連する活動のために利用いたします。
      当財団では、個人情報を参加者のご同意なく上記の利用目的以外で使用することや、第三者へ提供することはございません。ただし、法令の定めに基づき個人情報を開示又は提供する場合はこの限りではありません。
  3. 募集期間は、令和5年7月1日~10月31日とします。
  4. 候補募集は、ホームページでのお知らせのほか、当財団から直接研究機関にご案内します。


選考方法および結果通知

  1. 花王科学賞の選考は、当財団の選考委員からなる選考委員会で行います。
  2. 花王科学賞の決定は、当財団の理事会において行います。
  3. 選考結果は、令和6年2月末までに推薦者宛に通知致します。

副賞の使途

副賞の使途については条件をつけません。


花王科学賞贈呈式並びに受賞記念講演

花王科学賞受賞記念講演会は、令和6年5~6月に当財団主催で開催します。講演時間は1人45分を予定しています。当日は前年度の研究助成の成果報告会も併せて行いますので、そちらにもご出席下さい。次年度以降も記念講演会、成果報告会のご案内を差し上げます。ご出席を歓迎いたします。


照会・申込み先

この件に関するお問い合わせは、下記の財団事務局までメールでお願いします。

所在地 〒131-8501
 東京都墨田区文花2-1-3
 公益財団法人 花王芸術・科学財団 事務局分室
 長谷 正
e-mail zaidan@kao-foundation.or.jp
URL https://www.kao-foundation.or.jp/